関西空港立体駐車場と民間駐車場

関西空港立体駐車場の場合は、建物の中に組み込まれている場合が多いが、その場合は、建物自体を省エネルギーに変えていくことが求められている。

まず、駐車場建物内の電気の使用量を削減する対策が必要である。設備の省エネルギーを心がけていく。空調システムの高効率化や適切な運転(冷房なら冷やしすぎないなど)、照明を省エネ型に変更するなどである。

ただ、駐車場内の照明を落とすなどの対応をした場合は、駐車場で車内でライトを利用するため、それを消し忘れないような、注意を促すことも必要である。駐車場で車内でライトをつけっぱなしで消すのを忘れたために、バッテリーがあがるなどというケースも出てくるからであり、利用者のエネルギーも削減する配慮も大切である。

次に、関西空港の駐車場建物自体を改良するということも対策の一部になる。例として、建物を断熱する(断熱材の適用など)、屋上を緑化するなどがある。つまり、関西空港の駐車場建物自体を環境対応型に変えていくということである。

東京都では、平成12年に制定した「環境確保条例」により、「建物環境配慮型制度」を実施している。これは、温暖化対策や、ヒートアイランド対策の一環として、優れた環境配慮の取組を行った場合にはそのレベルを評価するというものである。評価項目は、①エネルギー使用の合理化、②資源の適正利用、③自然環境の保全であり、その側面からどんな対応をするのかを計画書にして提出している。ただし、延床面積1万平方メートルを超える建築物の新築又は増築が対象となっている。

関西空港の駐車場が対象外ではあっても、①エネルギー使用の合理化、②資源の適正利用、③自然環境の保全の3つの側面の対応を考えることは、今後の環境経営の基本なる。